人は心を動かされた時に動く
仕事柄たくさんの相続のご相談を受けます。
その相談内容も様々です。
円満な家庭もあれば、そうでない家庭もあります。
心配性の方もいれば、楽観的な方もおります。
私の相談に対するスタンスとしては、まず依頼者の気持ちを聞くこと、そして次に
解決すべきことは何かを、確認していきます。
ただお話を聞くうちに、そのお客様の背景や説明から
ついつい入りすぎてしまうこともあります。
先日の相談のことです。
□年金時給者の方で、評価額の高い不動産をお持ちの方がいらっしゃいました。
□その不動産は、現在の居住地から遠方にあり、簡単に行き来できませんでした。
□固定資産税・維持管理の金額だけで年間70万円以上あり、今までのトータルで負担額だけでも合計何百万円。
□売却も希望しているが、なかなか売れなず、管理費用が家計を圧迫しているようでした。
そこで私は、
□仲介業者さんと売却価格の再設定
□生産緑地指定の申請
□市町村への寄付
等を提案して、それぞれ交渉をしました。
結論としては解決方法を見つけることができ、お客様からも喜んでもらいました。
この時、改めて思ったのです。
私の仕事は、予防と問題解決だなっと。
司法書士・行政書士という肩書の前に、まずは相談者の問題解決にどこまで
真摯に向き合えるのか?
そして、その思いを事業として、どのように成り立たせていくのか?
この2つを常に考える必要があるんだなと改めて感じました。
そしてもう一つ気づいたことがあります。
「人は、心を動かされた時に、行動する。」と何かの書籍で読んだことがあります。
期待を超える感動は何か?
その答えは、私自身が事業を行っている限り、常にブラッシュアップさせていく必要があるなって思いました。
お客様の相談から、たくさんの事を学ぶことができました。