笑顔で円満な相続・司法書士・行政書士伊藤祐基のブログ

汗をかきながら揉めないための相続を研究している名古屋市の司法書士・行政書士です。『揉めない相続研究所』 自分の考えや、相続のこと、思ったことなどを自由に書いていきます。

揉めない遺産分割はあるのか?

揉めない遺産分割方法はあるのか?

 

あるとしたら、それはどのようなものか?

 

 

僕の中では、『妥協』を導くプロセスだと思う。

 

相続の場合、相続人の間の優劣はつけにくい。

会社組織のような社長と社員、上司や部下の関係性ではない。

 

法定相続分が多い少ないはあったとしても、取り分の範囲内では平等。

長男だから・・・ 親の面倒を見てきたから・・・ この言い分だけでは、

相続分が増加することは、ほぼ難しい(現行法上ね)

 

だったらどこを落とどころかするのか、それは各相続人と話して

気持ちを聞くしかない。

 

ここにトライすることコミュニケーションなのだと思う。

 

 

 

今日は相続人が15名いる案件が無事に終了した。

15名のうち、何人かは自分の主張を曲げて、いわゆる『妥協』してもらった。

 

この遺産分割協議は誰が損をして誰が得をしたのか?

私の提案は、本当に良かったのか?

それを、私はまた自問することになる。

ただ遺産分割協議がまとまったという事実だけは、経験として刻まれた。

 

ちなみに『妥協』の意味だけど、

「妥」は「女性をなだめる」という意味

「協」は「力を合わせる・いっしょに行う・多数で話し合ってまとめる」という意味

らしいですね。

 

本当はどこの世界でも穏便に事を済ませるために、女性が肝心なようですね。

 

女性を敵に回しては、話は纏まりませんよ。財務〇官さん!